4月1日から電力自由化が本格的にスタート、契約切り替えは0.5%ほど
一般家庭でも電気を買う企業を自由に選べる、電力小売り自由化が4月1日からスタートしました。新たに参入した新電力への事前切り替えの契約数は37万件。
3月25日までに全国で約37万8400件が大手電力から参入組に乗り換え。そのうち東京電力管内が22万1800件、関西電力管内が10万3500件と、新電力への切り替えた世帯が2社の管轄内だけで9割を占める結果となりました。
東京電力は原発事故の影響でイメージが悪化し、東電の電気を使いたくないと考える利用者も多いと思いますが、関西電力の乗り換え数が多いのはなぜでしょうね?
新聞各社の発表によると、対象となる6260万件のうち契約を切り替えたのは0.4~0.5%の家庭となっています。
東電、関電管轄内で人気な新電力会社
東京電力管轄内では東京ガスが提供する電気への契約が20万件と約6割、次いでJXエネルギーの「ENEOSでんき」が7万件、3万件が東京急行電鉄の子会社「東急パワーサプライ」の順で契約数が多いようです。
関電管轄内では大阪ガスが提供する電気の契約数が2月末の時点で6万件と人気のようです。
任天堂の次世代ゲーム機「WIIU」がもうすぐ生産終了する話
日経新聞の報道によると2012年に発売された次世代ゲーム機のWiiUが人気ソフトが少なく世界的に販売が振るわないため、早ければ年内にも生産が終了してしまう可能性が出てきました。
それに対して任天堂は広報担当者はすぐに「今回の報道は当社からの発表ではない」「来期以降も生産は継続して行う予定」と日経の報道を否定する形の発表を行いましたがどうでしょう?
前機種のWiiは世界で1億台以上販売するヒット商品になりましたが、次世代機のWiiUはこの3年あまりの累計販売台数が1300万台弱と、MicrosoftのXbox OneやSONYのプレイステーション4よりも売れていない状況です。
最近ではSplatoon(スプラトゥーン)の超ヒットやマリオメーカーの発売で勢いを取り戻しつつありますが、WiiU独自の遊び方やコントローラーの液晶画面を生かしたゲームの開発が外部のソフトメーカーでは難しく、任天堂以外のソフトでヒットと呼べるゲームがあまり登場していません。
次世代ゲーム機市場はプレイステーション4の販売が50%以上を占めるなど、明暗が分かれており
遊び方の追及や開発が難しいWiiUにソフトを出すくらいなら、PS4用のゲームソフトを開発したほうがいいという考え方でしょう。
昨今の据え置ゲーム機はクオリティの上昇と共に開発費も増大し、ゲームが売れなければ開発資金が回収できなりリスクが大きく敬遠されがちです。
ただでさえスマホゲームに市場(お金)とユーザーが流れていおり
従来のゲームの開発資金よりも低い予算で、ヒットすれば莫大な利益が望めるスマホゲーム業界の台頭もWiiUを苦しめている要因だと思います。
これは時代の流れと言えば仕方のないことなのですが、コナミの小島監督引退によるメタルギアソリットシリーズの実質終了。ドラゴンクエストシリーズは色々なプラットフォームでの販売を模索中。ファイナルファンタジーシリーズは開発期間と資金の増大で、大作が1本こけるとシリーズが終了しかねないほどゲームの開発にお金が掛かるようになりました。
据え置ゲーム機で超綺麗な映像で面白いゲームが楽しめるのはユーザーにとってはありがたいのですが、今の日本でゲームメーカーではそのリスク(ゲーム開発に掛かる巨額な費用)を積極的に取ることができずに、技術面でも予算面でもアメリカのハリウッド型のゲームには勝てず、ここ数年は衰退の傾向にあります。
話によるとWiiUが生産終了した後も「NX」の開発に資金を集中するためだと聞きますが、現状の日本のゲーム業界の環境を考えると今NXを出しても任天堂はまた同じ失敗を繰り返してしまうような気がします。
テレビの大画面でゲームが遊べる据え置ゲーム機のファンとしては残念なことではありますが、時代の流れには勝てません・・・。
一時期ニコニコ動画で話題になった「マリオメーカー問題」はどうなったのか?
しばらく忘れていたのですが半年くらい前(※2015年9月頃)にニコニコ動画内で話題になった「マリオメーカー」関連の動画がランキングを独占する問題。
あれからいくらかの歳月が過ぎ、ニコニコ動画も平常運転にもどったように見えますが、例の問題提議の影響なのか?それとも単にマリオメーカーに飽きただけなのか?
今日はふとこの問題について思い出したのでブログにしてみます。
マリオメーカー問題について
マリオメーカー問題について知らない人や、忘却の彼方へ忘れ去ってしまっている人のためにおさらい。
■そもそもマリオメーカー問題とは?
・マリオメーカー問題(別名 ゲーム実況ランキング制圧騒動)
この問題の始まりは2015年9月10日に任天堂からWiiU用のゲームソフトとして「マリオメーカー」が発売されたことに端を発します。
■問題の概要
ニコニコ動画では動画の視聴数や人気に応じてお金が支払われる仕組み(クリエイター奨励プログラム)が採用されており、
お金稼ぎのため特定のゲームソフトが動画ランキングの上位をほぼ埋め尽くされてしまった事に端を発する事件です。
任天堂の『スーパーマリオメーカー』は、クリエイター奨励プログラムで利用可能なタイトルであり、2015年9月10日に発売されて以降、同作品を利用した動画がランキング上位の多くを占めた(マリオメーカー問題)
2015年9月13日カテゴリ合算 総合ランキング(デイリー)
(発売3日後、100位以内の22本、20位以内の11本の動画がマリオメーカー関連のものとなった)
これに対して一部の利用者から問題提起をする動きが出て、騒動となった。
■某有名人気ゲーム実況者ダクソ芸人ことふぅ氏の問題提起
「マリオメーカー問題」という単語は某有名人気ゲーム実況者の動画から生まれたと記憶しています。
【マリオメーカーにたった1人で挑んだ実況者のラジオ】
マリオメーカーにたった1人で挑んだ実況者のラジオ ‐ ニコニコ動画:GINZA
内容を要約するとこんな感じ
・同じゲームの動画ばかりがランキングを独占してしまうと、ユーザーが飽きてしまいニコニコ動画自体の衰退につながる可能性がある。
・他にいくら面白い実況動画があっても、気づかれずに終わってしまう。
・有名実況者の後追いや、劣化コピー動画が乱立する。
・過去にもマリオカートやスプラトゥーンなど任天堂に限らず、クリエイター奨励プログラムに対応した特定のゲームソフトがランキングを独占し続け、今後もその傾向が継続する恐れがある。
・そうすると他のマイナーなゲームや個性豊かで面白いゲーム系動画が衰退してしまう。
・ある意味、懐古厨的な考えになってしまうが古き良き時代のニコニコ動画が廃れていってしまう。
・特定の動画がランキングを独占してしまうと、不満に思うユーザーも増えてしまう。
このマリオメーカー問題を始め、ここ最近の人気実況者のゲーム動画がランキング上位を独占するニコニコ動画の傾向自体に、警鐘を鳴らしているとも言えます。
現在のニコニコ動画の状況
こんな感じで一時期話題になった「マリオメーカー問題」ですが、現在(2016年3月21日月祝日)のニコニコ動画の状況はというと。
ちょうど「最終兵器俺達」の【実況】みんなで激闘!マリオメーカー大戦【Part31】がランキングに載っていたのを見て
マリオメーカー問題を思い出したのですが
最近ではマリオメーカー関連の動画がランキングに載ることは少なくなっているような気がします。
ゲームカテゴリーに注目してみてもランキング100位以内にマリオメーカーの動画は2つのみ。まだスプラトゥーン関連の動画の方が多く見かける気がします。
ニコニコ動画の歴史、流行の系譜
2016年12月にはニコニコ動画が誕生して10周年を迎えます。
過去にもニコニコ動画内では東方系の動画が流行ったり、マインクラフト関連の動画がランキングを独占したりと
昔から似たような流れはあったと思います。
ただ「マリオメーカー問題」がこれまでの流行と違ったのは
■お金儲けのために特定のゲームソフトの似たような動画が乱立した。
■YouTubeと同じやり方の動画がニコ動に侵食しはじめた。
という点にあると思います。
ニコニコ動画とYouTubeは近い時期にサービスの提供が開始され、似たような動画共有サイトとして誕生したのですが
この10年間の歩みの中でニコニコ動画はYouTubeとは違った、ある種の独自の文化を確立してきたと思います。
今回の騒動では、動画でのお金儲けを嫌う嫌儲厨だけではなく
私みたいに、こういったニコニコ動画のYouTube化を嫌ったユーザーも少なからずいたと思います。
独自の文化、コンテンツみたいなものが出来上がっているのにYouTubeと同じようになってもつまらないです。
流行というのは時の流れと共に変化し、大きいものに巻かれて衰退するのもまた文化ではありますが
古き良き時代のニコ動を知る懐古厨としては、ニコニコ動画独自の文化や雰囲気は継承し続けてほしいところです。
終わり